2018年もあと2日…という晩にこれを書いています。
15年間ずっと兼業で続けてきたライターですが、今年の春、ついに独立しました。
いざ専業ライターとして活動を始めてみて、生活はどう変わった?収入は何倍になった?いまの仕事内容は?など、1年前と今の違いを比較してみたいと思います。
兼業ライター→専業ライター、生活の変化は?
2018年の3月までは、官公庁の臨時職員として働いていた私。
9時半ごろに家を出て10時~3時まで働き、4時前には帰って家事をしっかりやっても、月に何本か記事を書くくらいの余裕がありました。
今は取材以外ではほぼ家にいますが、朝8時半に家族が会社や学校に行くと、洗濯機を回しながら仕事を始め、休憩がわりに家事をして、夕方5時~5時半頃まで仕事していることが多いです。
稼働時間はかなり増えたものの、通勤や昼休み(しっかり60分)といった、お金にはならない時間が消えたので、効率は非常によくなりました。
生活面ではほぼ良いことばかりですね!ほかにもいっぱいいいことがあるのですが、書ききれず…下の記事にぜんぶ書きましたのであわせて読んでみて下さい。↓
パート→専業ライター、仕事内容は変わった?
公務員のパートでは、もちろん厳しいノルマも課せられませんし、子どもの病気や行事で休んでも嫌な顔をされることもなく、有休もあり、健康診断も受けさせてもらい…とたいへんホワイトな環境だったと思います。
ただ、決まった範囲外の仕事は決して求められない代わりに、時給も上がりませんし、年末年始や子どもの学校行事が重なり出勤日が少なかった月は、収入も悲しいほどダウン。
環境には不満はないものの、「頭打ち感」はものすごかったです。
今は、仕事を増やそうと思えば限界まで増やせるし(子どもがいる人は、本来は男女とも余裕みておかないとダメですけどね)、たくさんのお仕事依頼の中から、もっとも自分が力を発揮できる仕事や、良いものをかけば良い報酬が得られる仕事を選ぶこともできる。
間違った方向に努力すると報われないというリスクはありますが、努力しがいのあるお仕事内容に変わって、心から満足しています。
パート兼業ライターと専業ライター、収入の違いは?
私はいま、育児教育・絵本・美容・ファッション・ライフスタイルなどを中心に毎日文章を書いています。
兼業の時からジャンルはあまり変わっていないのですが、パート代とライター収入を足しても、明らかに収入は専業になってからの方が多いです。
ほぼ4倍と思っていただければ。
これは、単純に労働時間が増えたこともありますが、クラウドソーシングのお仕事募集の方法にも関係していると思います。
クライアント様(お客様)の中には、大きな組織で常にライターを募集しているような会社もありますが、全体で見るとごく少数でしょう。
ほとんどのクライアントさんは、1回良いライターさんを見つけたら、その人にずっと継続して書いてほしいと考えています。
自分が発注する立場で想像してみると分かると思うのですが、月に20本のコラムが必要だとして、「週に1本なら書けます」というライターさんを4~5人雇うということは考えにくいですよね。
5人に説明して、契約して、バラバラのクオリティのものが納品されてきて…支払いなども5倍の手間がかかってしまいます。
そう考えると、やはり、1人に20本(あるいは2人に10本ずつ)と考えるクライアントさんが多いと思うんですね。
なので、兼業ライターでいる間は、たとえ良い記事を書く力を持っていても、そもそも本数で応募すらできない案件ばかりというのがネックなんです。
私も、兼業の間に、「こういうお仕事を頼みたいのですが」と直接ご依頼いただいたのに、泣く泣くお断りしたことが何度もあり、その時の
「ああ…もったいない…!!!」
という悔しさが、未来の保証もない専業のフリーライターへ踏み出す一歩の原動力になってくれたような気がします。
おわりに
専業ライターになり、たくさん良いお仕事に恵まれて、忙しいけれど仕事の面では非常に充実した一年でした。
ちょっと部屋の隅のホコリが以前より増えたような気がしますが、気にしない…!(笑)
また別の記事で書きたいと思っていますが、ライター仲間として、たくさんの素晴らしい人たちとも知り合うことができ、一年前にはまったく見えていなかった景色が広がっています。
まだこれから手探りの部分も多く、走りながらですが、自分の力を思う存分発揮できるよう、来年も頑張りたいと思います!