今日は、私が登録している「日本認定子育てアドバイザー協会」の運営の方と電話でお話する機会がありました。
さすが傾聴・相談のプロ。
今日は別に私の悩み相談とかではなかったのですが、あまりにもやさしく共感して聞いて下さるので、つい甘えて自分のことや思いを話してしまう…ありがとうございました(涙)。
途中、「バブルスさん自身がご両親に育ててもらった中で、印象に残っていることはなんですか?」と聞かれて。
今まではっきりと考えたことはなかったのに、わりとすぐに思い浮かびました。
父が言ってくれたひとこと
私は30代で2回、がんの手術をしています(今は完治してピンピンしています)。
がんが見つかって手術することになったとき、若いから進行が心配ということで、一番早い日を候補にして下さったんですね。
でも、当時長女が小学校3年生&次女が園児という、まだあまり手が離せない年齢。
あと2~3週間待って、春休みに入ってからでないと、お弁当作りや毎日の学校の準備もあるし、PTAの引継ぎも、あれもこれもやらなきゃいけないのに!無理!…と、急な展開が受け入れられず軽いパニックになってしまいました。
その時にちょうど父から電話があり、
「手術遅らせたいんだけどどうしよう…」
という話をしたら、
「長い人生や。いま気にしてる2~3週間の不便なんて、人生全体からみたら、ほんの一瞬のことやんか。心配せんと、自分の体一番に考えな」
と声をかけてくれたんですね。
それで、今まで自分の周辺と、子どもや周囲の対応をどうするかにフォーカスしていた視界がふわーっと広がって、俯瞰で見られるようになった感じでした。
今でも感謝している一言です。
母が一度も言わないでいてくれたこと
私は3人きょうだいの長女です。
小さい頃は気づかなかったのですが、成長して小学校で同じ長男長女の友だちと話している時や、本やテレビなどでひんぱんに見かけるコトバがあるのに気が付きました。
それは
「お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから我慢しなさい!」
という、きょうだいゲンカを止めるときのママの定番の台詞。
これを、私は、文字通り1回も言われたことがありません!
だから、「おたがいさま」のきょうだいゲンカで、年上なんだからというだけで自分の方が折れるように言われたときの理不尽な感情とかは想像することしかできないですが、きっと嫌なものですよね。
これを言わないでいてくれたことを、母にはとても感謝しています。
(母は3人きょうだいの末っ子だったので、自分が嫌だったから…とかではないと思うのですが)
「そう言わないといつまでも年上の自覚ができない」とか「自分より弱い立場の子に優しくできない」という考え方もあるかもしれませんが、自分では、当時から、ちゃんと弟妹に優しくできる姉だったのではないかと思っています。
なので、私も、長女には一度も「お姉ちゃんでしょ!」と叱ったことはありません。
おわりに
いまは2020年4月。
新型コロナウイルス流行中で、もう70代で特に気管支が弱い父には万が一でも感染させたくないため、しばらくは会いに行くことができません。
今日はせっかく久しぶりに父と母の言葉と、感謝の気持ちを思い出したので、忘れないうちに書いておこうと思いました。
明日にでも、顔が見られるビデオ通話してみようかな。
早くまた安心して会える日が来ますように。